コンテキスト・アウェア型アプリケーションの開発

このコンポーネントは、コンテキスト情報を大量に生成、収集、公開、利用する手段を提供し、アプリケーションを真のスマートなアプリケーションに変換するために活用します。

コンテキスト情報は、アプリケーションに関連するエンティティを特徴付ける属性に割り当てられた値によって表されます。Context Broker は、標準の REST API を実装することにより、コンテキスト情報を大規模に処理できます。

コンテキスト情報は、多くの異なるソースから来る可能性があります :

  • 既存システム
  • ユーザ (モバイルアプリを通じて)
  • センサネットワーク

Context Broker GE の最も重要な機能の1つは、コンテキスト情報へのアクセスをモデリングし、その情報源とは独立した方法でコンテキスト情報にアクセスできることです。例として、アプリケーションは”場所”(特定の地理的座標によって識別される)とその場所の”温度”を意識する必要があるかもしれません。特定の場所の温度が得られる方法は、場所によって異なる場合があります。したがって、ある街路の温度は、その街路に配置された温度センサによって測定されてもよく、一方、別の通りでは、街路を循環するバス上に配置された温度センサによって取得されてもよく、他の通りは、スマートフォンを使用して温度を報告しているユーザから得られるかもしれません。Context Broker GEによってエクスポートされたREST APIを使用すると、アプリケーションが場所の温度を問い合わせるか、場所の温度変化をサブスクライブするかの方法は、温度の情報源であるかどうかに関係なく同じになります。 特定の場所の温度の情報源が時間とともに変化する場合(例えば、特定の通りの温度が、センサを備えたバスを介してではなく街路に配置された温度センサによって測定されるように変わる場合)は変化しないでしょう。

API リファレンス・マニュアル

Orion Context Broker のリファレンス